私は身長が160センチ以上あるのに、体重はいつも40キロ前後で典型的なやせっぽちでした。
両親も祖父母も痩せているので、遺伝だろうと思います。
友達は痩せた私を見てうらやましいと言いますが、私はもっと太りたくて悩んでいました。
というのは、中学生になってもほとんど胸のふくらみがなかったからです。
みんなそれなりに胸がふくらんで女らしい体になっているのに、私だけぺったんこの胸に乳首がついているだけでした。
体つきも腰のくびれなどなく、上から下までストーンとした感じで、裸になるとまるで小学生みたいな体型でした。
そして、高校生になっても体型はほとんど変わりませんでした。
「ブラがBカップだときつい」とか「二プレス貼ろうかな」とか「彼氏に胸が大きいと言われた」など、クラスメートがそんな話をしている中、相変わらず私だけ70のAカップのままでした。
やせっぽちの私はみんなの会話についていけず、ひとりだけ取り残されたような疎外感を味わっていました。みんなに彼氏ができても私にはできないのです。
口の悪い友人は、「あんたみたいな体型の子が好きな男の人もいるから」なんて言っていましたが、私にはバカにされてるとしか思えませんでした。
それでも、高校生のうちはまだよかったのです。
大人になって困ったこと
痩せてることで本当に困るようになったのは、もっと大人になってからでした。
まず、体に合う洋服がなかなか見つかりません。
通勤に着て行く服ですから、何でもいいというわけにはいきません。
身長は普通なので、Sサイズの服だと袖や着丈が足りません。
かといってMサイズにすると袖や着丈はピッタリなのですが、ゆるくてブカブカです。
それまでジーンズにTシャツのようなラフな格好で過ごしていたので、着こなしのセンスもなくよけいに困りました。
体が細すぎるので肩幅もなく、スーツなどは必ずお直しが必要でした。
だから、そのたびによけいにお金がかかりました。
肩幅がないから、襟まわりが大きい服だと肩からずり落ちてしまいます。
オシャレをしたい年齢なのに、それが思うようにできないのでイライラすることもありました。
OLになってマンション暮らしをするようになると、土日はひとりで過ごすことが多くなりました。仲のいい友達はみんな彼氏がいるから、土日は遊んでもらえないのです。
こうして、私はまた疎外感を味わうことになりました。
一時期は日曜日の昼間からビールを飲んだりして、まるでオヤジみたいな生活をしていました。ふと自分の生活を振り返って、このままでは結婚もできないな~と、悲しくなりました。
20代後半になると、友達は次々と結婚して出産し、私は3度目の疎外感を味わう羽目になりました。
このままではいけないと思っていたある日、たまたま知ったのが「フトレマックス」でした。
こんなもので太れるとは思えませんでしたが、一応飲んでみることにしました。
飲み始めた当初は、飲んだり飲まなかったりでした。
それでも2か月以上たつと少しだけ肉がついてきたように感じたのです。
最初に気づいたのは、公園のベンチに座ったときに、お尻が痛くなかったことでした。
お尻に肉がないため、いつもならベンチに座ると骨が当たって痛いのに、そのときは痛くなかったのです。体重を計ってみると数百グラム程度ですが、増えていました。
もちろん、それからはきちんと飲むようになりました。すると手足に肉がついて、顔も少しふっくらしてつやがよくなりました。
それからも少しずつ肉がついてきて、あんなにユルユルだったAカップのブラが、それほどゆるく感じないくらいまでになりました。
これもみんな「フトレマックス」のおかげです!
もう「フトレマックス」は手放せません。